<基礎コース> 本格化、具体化するNext Generation Network。実用期に突入!!
NGN技術・サービス/ソリューション
★わが国初のNGNサービスが3月にスタート。商用化始まるNGNの全貌、具体的実現技術、ソリューション、適用例を詳説!!
■日時 4月11日(金) ■会場 メディアボックス会議室 ■受講料 1名につき 39,000円 10:00〜16:45 (東京都新宿区西新宿1-9-18) (消費税込み、テキスト・昼食代含む) |
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●講師 日本電気 標準化推進本部 エキスパート 江川 尚志氏 |
【経歴・活動】 1991年日本電気鰍ノ入社、以来通信網の高信頼化、アクティブネットワーク等の 研究に従事。1999年から2000年までチューリッヒ工科大客員研究員、2003年か ら2006年まで電子情報通信学会和文論文誌B編集委員。 2005年よりITU-TのSG13やNGN-GSI、IdM-GSI等において、セキュリティを 中心としたNGNの標準化に従事。Y.2701(NGNセキュリティ要求条件)、Y.IdM framework草案(ID管理フレームワーク)他のエディタを務める。TTC
NGNアップ ストリームSWGサブリーダ、次世代IP推進フォーラム研究開発標準化部会セキュリ ティSWG主査。 |
【講師のお言葉】 NGN(Next
Generation Network)は、現在のインターネットが不得意とするQoS保証やセキュリティに 優れた網として、IPTVを始めとする新しいアプリケーションを生み出す基盤になると期待され、開発や実用 化が進んでいます。 本セミナーでは、NGNがQoSやセキュリティを実現する原理を学び、そのような設計となる理由を知り、更に はインターネットでの実現方法と比較することで、NGNが持つ可能性を感じ取ることを目指します。また、そ の大枠を決めているITU-T
他での標準化の役割と限界を学びます。それによりIPTVがNGNで重要なア プリケーションと位置づけられる理由を理解し、またその他のアプリケーションがNGN上で動作した場合とイ ンターネット上で動作した場合とでの違いを理解します。そして、NGNにおける新アプリケーションや、その 基盤となるSDP(Service
Delivery Platform)の動向を概観します。 |
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1.NGN出現の背景 (1) 技術的要因 ・インターネットの基本設計に由来する限界 (2) マーケット的要因 ・国内外のキャリアの状況 2.標準化におけるNGN (1) NGNに関わる標準化機関 ・ITU-T、ETSI、3GPP、OMA、IETF他の標準化機関間の 役割分担と競争 (2) NGN全体の枠組み ・ITU-TとETSI TISPANによる標準化 (3) 完成済・完成間近の標準 ・要求条件、機能アーキテクチャ、QoS保証、セキュリティ、 アプリケーションほか (4) 今後の標準化の方向性 ・ホームネットワークほか (5) 日本の対応 ・国内標準と国際標準の調和 3.NGNのメリット(1):QoS保証 (1) QoS保証の必要性 ・アプリケーションへのインパクト、およびインターネットが明示的に 規定しない理由 (2) QoS保証の原理 ・パケット網での実現方法と限界 (3) QoS目標値 ・VoIP、IPTV実現のため満たすべき目標値 (4) QoS設計・計測技術 ・統合的なQoS管理の実現 (5) NGNにおける実現機構(1):SIP ・SIPシグナリングの基本的動作 (6) NGNにおける実現機構(2):IMS ・インターネットとのセッション制御の違い (7) NGNにおける実現機構(3):RACF ・RACFによるリソースの管理 (8) 実アプリケーションへの応用 4.NGNのメリット(2):セキュリティ (1) セキュリティ実現に必要とされる機能 ・認証やアクセス制御、秘匿性他 (2) NGNにおけるセキュリティ実現の枠組み ・Y.2701に見る境界防御 (3) NGNにおける認証 ・NACFとSIPサーバの動作 (4) ID管理 ・重要情報のライフサイクル管理 (5) 実アプリケーションへの応用 5.NGNのアプリケーションとその実現基盤 (1) NGNがアプリケーション開発に及ぼす影響 ・リアルタイム性の重要性 (2) アプリケーション例(1):VoIP ・従来の電話・インターネット電話との差別化 (3) アプリケーション例(2):IPTV ・ITU-T FG-IPTVによるIPTVの定義、機能アーキテクチャや 端末他の標準化 ・国内外でのIPTVの動向と導入の動機 (4) その他のアプリケーション ・LAN間接続ほか (5) アプリケーション開発基盤:SDP ・3GPP、OMA(Open Mobile Alliance)他による開発環境の 標準化 〈質疑応答〉 |