懸念されるレアアースの不足、価格急騰の危機を打開するSRモータの最新動向を探る!!
本格普及に向けたスイッチトリラクタンスモータ
の開発・技術動向と応用例及び今後の展開
★騒音、振動、トルクリップルが大幅に改善され、最近のレアアース問題を機に事業化、量産化への動きが活発化!!
■日時 11月29日(火) ■会場 メディアボックス会議室 ■受講料 1名につき 39,000円 10:00〜17:00 (東京都新宿区西新宿1-9-18) (消費税込み、テキスト代含む) 昼食弁当付(サービス) |
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スイッチトリラクタンスモータの概要・開発動向と設計法・試作例及び今後の展開 |
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豊田工業高等専門学校 情報工学科 助教 加納 善明氏 11月29日 10:00〜12:30 |
2010年に顕在化したレアアース資源リスクを背景に、レアアースフリー モータが改めて注目されている。 本講演では、まずレアアースフリーモータの候補として注目される誘導モ ータ、SRモータの性能比較ならびに開発動向を紹介する。次に、同一出 力の誘導モータより、高効率で小型化できるSRモータを取り上げ、 その トルク発生原理・制御方式・回路方式などを概説する。
次に、SRモータ の性能評価に必要なモータ磁気回路−電力変換器の連成解析手法につ いて紹介する。 最後に 同解析手法と最適解探索手法を融合して自律的 かつ効率的な最適設計を可能とする最適構造設計手法を紹介し、 アプリ ケーションに特化した設計事例と実機による検証結果を紹介する。 1.レアアースフリーモータの開発動向 2.SRモータの技術開発現状 (1) 基本構成と駆動原理 (2) 駆動回路方式 (3) 運転音の低減策 (4) トルク特性の改善策、他 3.用途指向設計例と実機による検証例 (1) SRモータの性能評価法 (2) 圧縮機用途設計例 (3) サーボ用途設計例 (4) 今後の展開 〈質疑応答〉 |
回生型スイッチトリラクタンスモータの開発・技術動向と応用及び今後の展開 |
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長野工業高等専門学校 電気電子工学科 教授 青木 博夫氏 11月29日 13:10〜14:40 |
Kaiseiモータシステムは株式会社EVモーター・システムズが開発した まったく新しい発想のモータ駆動システムである。特徴は、直流方形波 定電流駆動による電磁石モータで、ステータ、ロータとも凸極であること は、スイッチトリラクタンスモータ(SRM)に似ている。 Kaiseiモータシステムは従来のSRMの実用化の妨げとなっている騒 音、振動、トルクリップルの問題をほぼ解決し、且つ名前の由来となっ たモータの停止まで回生が掛けられることに特長がある。
磁石なしで 発電する原理から、効率よく回生する理由を述べる。 1.Kaiseiモータの概要 2.各種モータの比較 3.モータの基本構造 4.2象限定電流電源 (1) チョッパー方式 (2) 位相制御方式 5.FFインバータ 6.EV以外への応用 7.今後の展望 〈質疑応答〉 |
ゲネシスにおけるハイブリッド型スイッチトリラクタンスモータの開発・技術動向と応用例及び今後の展開 |
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潟Qネシス 代表取締役 荻野 三四郎氏 11月29日 14:50〜15:50 |
ハイブリッドSRモータ/HBSRは
永久磁石と電磁石の有効磁束を必要時 に加算し、広範囲のトルク域において高効率が維持され、弱め界磁制御な しに高回転が可能なモータである。 この駆動方式により現在のEV、HEVに使用されているIPMに比べ、小型、 高出力が可能となり、バッテリー充電寿命が長くなる。 更に このハイブリッドSR方式により、例えばネオジューム磁石のようなレ アアースを使わない、フェライト磁石を使用したモータが可能となった。 本モータは、永久磁石の閉磁路磁束を励磁パルス信号の電流によって発 生する磁束と永久磁石の磁束を重畳させてロータ内へ入力させる“有効磁 束の重畳化効果(特許)”を利用している。
これにより通常SRの持つ広い 運転領域に加えて高トルク領域が生み出され、
広範囲の高効率を維持が 可能となる。 1.HBSRモータの構造について 2.IPMモータ他との比較 3.電気自動車用モータとしての有効性 〈質疑応答〉 |
明和製作所におけるスイッチトリラクタンスモータの開発・技術動向と応用例及び今後の展開 |
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竃セ和製作所 代表取締役社長 生野 岳志氏 11月29日 16:00〜17:00 |
福岡の中小企業でありながら、10年以上前から開発に取組み、国内 では数少ないSRモータを実用製品化している企業である明和製作所 の代表者が、 これまでの動きと実用化事例、現在の開発動向概要と 今後の製品化の展望を紹介する。 1.明和製作所モータ事業概要とSRモータ取組み経緯 (1) 整流子モータのカスタム設計 (2) 大学との共同研究 2.SRモータ実用化事例紹介 (1) 研究開発用途 (2) 自動車製造ライン (3) ガス工事防爆工具 (4) 業務用高速攪拌機、他 3.小型EVに向けた開発・量産化の動き (1) 小型EV事業展開 (2) 戦略的基盤技術高度化 研究開発 (3) レアアースフリー省エネモータの製品化の展望 〈質疑応答〉 |
【主催】日本技術情報センター TEL 03-3374-4355 ホームページ
http://www.j-tic.co.jp 〔2011年開催〕