本格的な産業化、事業化への取り組み、技術・開発動向、世界標準化動向、今後の方向!!
次世代ワイヤレス給電技術/システム
の概要・開発動向と応用及び今後の展開
《EVの非接触充電とその国際標準化に非常に詳しい横井行雄氏が詳説》
【好評につき第3回開催】
★電気自動車等の市場制覇に向けて激しい開発競争を展開しているワイヤレス電力伝送の全貌と話題の標準化動向を探る!!
■日時 6月19日(火) ■会場 メディアボックス会議室 ■受講料 1名につき 39,000円 10:00〜16:45 (東京都新宿区西新宿1-9-18) (消費税込み、テキスト代含む) 昼食弁当付(サービス) |
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●講師 長野日本無線 技術アドバイザー 元取締役基盤技術本部長 横井 行雄氏 |
【経歴・活動】 1969年名古屋大学理学部物理学科卒業。日本無線鞄社、入社以来、東京 大学生産技術研究所研究員、新潟大学非常勤講師、IEC
TC80(航法機器) 国際WG委員を務める。FFT信号処理、ロランC航法装置、車載GPS受信機 等の製品化を行う。2002年から2004年通信機器事業部長。 2004年から長野日本無線鰍ノて、取締役技術管理本部長、基盤技術本部長、 知財・法務、品質保証を担当。2010年取締役退任。
大気圧マイクロ波プラズ マ装置、短波海洋レーダ等の技術開発・商品化を指導。
2005年以降は共鳴 方式ワイヤレス電力伝送の実用化を指導。2008年原理デモ機をプレス発表。 2011年5月1kWクラス評価機をEvTec11にて発表。2011年6月退職。 現在、技術アドバイザー、自動車技術会ワイヤレス給電システム技術部門委員 会幹事、 JARIワイヤレス給電標準化SWGメンバーを務める。 「電気自動車のためのワイヤレス給電とインフラ構築」(CMC出版)を共同監修。 |
【講師のお言葉】 昨年末、20数年ぶりに東京に戻ってモーターショーが開かれた。キャッチフレーズ「世界はクルマで変えら れる」。多くのEV(電気自動車)とマイクロモビリティが展示され、その中にワイヤレス給電を装備した展示 も数多く見られ、今後のキー技術として産業化の方向が示された。また、NYショーでは日産がインフィニテ ィ下の無線給電の搭載を発表した。
一方で、公共バス等での実用化実験が長野市を始め世界各地で数 多く行われている。
2007年のMITの発表で、古くから知られていた磁界共鳴(共振)という技術に注目が 集まり、EVへの適用の期待が非常に高まっている。昨年のモーターショーはその延長線上にある。その中 で磁界共鳴方式の研究は日本が最も進んでおり、EV等の大電力ワイヤレス充電の実用化は、日本が世界 をリードする新産業化への有力な道となるに違いない。 本セミナーでは、主として産業化、事業化を目指している方々を念頭に、EVを主たる対象としたワイヤレス 電力伝送とインフラ構築に関して、UL/SAE/IEC等の国際規格化の動向も踏まえて、基礎から応用まで 全般を通じて実践的に解説し、日本発新事業の方向性を探る。 |
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1.ワイヤレス給電の背景と概要・動向 (1) 始まりは非接触給電 (2) 実用化に最も近い電磁誘導給電 (3) マイクロ波ワイヤレス給電 (4) 電波新産業政策 (5) 次世代自動車戦略 (6) 新エネルギー技術政策 (7) 東京モーターショー2011での動向 ―2030年の上海(GM) 2.磁界共鳴方式ワイヤレス給電の概要と最新動向 (1) MITの報告とその後の展開 ―各社の動向 (2) 磁界共鳴方式の技術概要 (3) フレキシブル制御の原理デモシステム ―デモムービー (4) 磁界共鳴方式の課題 (@) 大電力対応 (A) 高効率 (B) 充電制御 (5) 周波数選定と安全・安心について (@) 磁界分布と電界分布 (A) コイル、コネクター、部材など 3.電気自動車のための充電インフラの整備 (1) 家庭充電とネットワーク充電 (2) 普通充電と急速充電 (3) 利便性と安全・安心の確保 4.ワイヤレス給電の標準化の動向 (1) 電波法と電波防護指針、ICNIRP (2) BWFのワイヤレス給電ガイドライン (3) IEC TC69のEV充電規格標準化の動向 (4) 米国SAE/ULにおける標準化動向 5.今後の低炭素な未来社会に向けて (1) 公共交通システムとEV (2) パーソナルモビリティとEV (3) 充電スタンドと走行中給電 (4) スマートシティ計画とワイヤレス給電システム 〈質疑応答〉 |
【主催】日本技術情報センター TEL 03-3374-4355 ホームページ
http://www.j-tic.co.jp 〔2012年開催〕