携帯・小型機器、センサノードの無電源化を可能にするハーベスタの高効率・低価格化を実現!!
低コスト化進む次世代マイクロ環境発電技術/
デバイスの概要・開発動向と応用及び今後の展開
★世界最高発電効率の新磁歪材料、世界初の印刷法による低コスト熱電変換素子等、次世代を担う斬新な開発相次ぐ!!
■日時 12月17日(月) ■会場 メディアボックス会議室 ■受講料 1名につき 39,000円 10:00〜17:00 (東京都新宿区西新宿1-9-18) (消費税込み、テキスト代含む) 昼食弁当付(サービス) |
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印刷法を用いたフィルム状熱電変換デバイスの概要・開発動向と応用及び今後の展開 |
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独立行政法人 産業技術総合研究所 フレキシブルエレクトロニクス研究センター 表示機能デバイスチーム研究員 末森 浩司氏 12月17日 10:00〜11:30 |
振動、光、熱、電磁波など、これまでは捨てられていた身の回りのエネルギーを 電力に変換するエネルギーハーベスティングが、近年大きな注目を集めています。 機器や設備から排出される廃熱、あるいは体温といった熱エネルギーは、熱電 変換素子を用いることで電力に変換することができます。 希少元素を含まない新規熱電変換材料、印刷法により作成したフレキシブル熱 電変換素子などの、熱によるエネルギーハーベスティングを目指した新規熱電 変換材料・デバイスに関して、周辺の技術状況も踏まえて報告します。 1.エネルギーハーベスティング ―概要、用途 2.熱電変換によるエネルギーハーベスティング (1) 原理 (2) 特徴 (3) 応用事例 3.フレキシブル熱電変換素子 (1) フレキシブル熱電変換材料 (2) 素子作成方法 (3) 特徴、用途 4.今後の展開 〈質疑応答〉 |
鉄コバルト合金の新磁歪材料を用いた振動発電技術/デバイスの概要・開発動向と応用及び今後の展開 |
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弘前大学 北日本新エネルギー研究所 電動システム工学部門准教授 久保田 健氏 12月17日 12:10〜14:10 |
〜鉄ガリウム合金に比べ最大2.5倍の高発電出力と大幅な低コスト化を達成。 磁歪の大きな合金は、これまで、その電気・機械結合性能の秀逸性から海中 ソナーやセンサとして用いられてきた。鉄コバルト系合金は、希土類系合金と 比して磁歪量は10%程度であるが、周辺要素技術の高度化、素材化の容易 性と高機能性、さらには昨今の資源戦略面から再び注目されるようになった日 本発の高磁歪合金である。 現在、本グループでは、同磁歪合金の高機能性を利用し、実用化にむけた実 証試験及び萌芽的・コンセプト研究を行っている。 本講演では、弘前大学が開発した新磁歪素材の特徴と 試作デバイスの性能 試験の結果を紹介し、関連する周辺技術について解説致します。 1.磁歪現象を利用した市販デバイス(概説) 2.磁歪現象 (1) 磁歪発現の原理 (2) 高磁歪合金の性格 (3) デバイス用途としての磁歪材料 (4) 外力変換のための方策 3.鉄コバルト合金振動発電デバイス等 4.今後の展開と動向 〈質疑応答〉 |
電波エネルギーを収穫する環境発電用レクテナ・技術の概要・開発動向と応用及び今後の展開 |
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日本電業工作 事業開発部 第1事業開発グループ長 古川 実氏 12月17日 14:20〜15:50 |
電池レス機器の電源として注目されている電波エネルギーの収穫方法と 想定アプリケーションについて紹介する。 周囲環境に存在する電波の強度は微弱であることから、実用化へ向けて は効率的な収穫方法とデバイスが必要となる。 本講座では、電波エネルギーを収穫するデバイスである 「レクテナ」 の概 要を説明すると共に想定されるアプリケーションを紹介する。 1.環境に存在する電波エネルギーの概要 (1) 周囲環境に存在する収穫可能なエネルギー (2) 周囲環境に存在する電波エネルギーとその特徴 2.電波エネルギーハーベスティング技術 (1) 電波−直流変換デバイス 「レクテナ」 の概要 (2) 電波エネルギーの効率的な収穫例 3.ハーベスティングデバイスの開発事例と想定アプリケーション (1) 無線LAN波収穫用レクテナ (2) 放送波収穫用レクテナ (3) 想定アプリケーション 4.まとめ 〈質疑応答〉 |
MEMS技術等を用いた電磁誘導式慣性力発電技術/デバイスの概要・開発動向と応用及び今後の展開 |
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鰍jRI 磁石材料研究室 主任研究員 藤井 泰久氏 12月17日 16:00〜17:00 |
近年、PVD法による薄膜磁石は、バルク焼結磁石に匹敵する磁気特性 が得られ応用が期待されています。 本セッションでは、磁石の体積力を稼ぐためにPVD法により高性能な磁 石を厚膜化し、それを用いた電磁誘導式エネルギーハーベスティングへ の適用検討等について解説します。 1.MEMS振動発電概要 2.電磁誘導式振動発電従来技術 3.高性能厚膜磁石の製作 4.MEMS技術等電磁誘導発電技術 〈質疑応答〉 |
【主催】日本技術情報センター TEL 03-3374-4355 ホームページ
http://www.j-tic.co.jp 〔2012年開催〕