装置の高速・低価格化、処理・認識技術の高度化が急進、本格的実用化時代に突入!!
ステレオカメラによる3次元画像認識技術/
システムの開発動向と最新応用例及び今後の展開
★自動車の衝突回避・安全走行、自律移動ロボット、監視カメラ、計測・検査装置等へのステレオ画像応用が活発化!!
■日時 6月20日(水) ■会場 メディアボックス会議室 ■受講料 1名につき 39,000円 10:00〜16:45 (東京都新宿区西新宿1-9-18) (消費税込み、テキスト・昼食代含む) |
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●講師 (独)産業技術総合研究所 知能システム研究部門 客員研究員 高橋 裕信氏 (株)アプライド・ビジョン・システムズ 代表取締役社長 |
【経歴・活動】 1984年京都大学理学研究科生物物理学専攻博士前期課程修 了。三洋電機樺}波研究所研究員を経て、技術研究組合新情 報処理開発機構(RWCP)主任研究員。この間、工業技術院電 子技術総合研究所と共同で3次元ステレオ画像認識についての 研究開発を行う。 2002年からメディアドライブ叶V技術開発研究所統括マネージ ャとして、RWCPでの研究成果を中心に、画像認識から音声認 識、文章処理までの広い範囲での先端技術の事業化に従事。 2004年より産総研招聘研究員として、3次元ステレオ認識技術 のベンチャー事業化を目指し、産総研によるタスクフォースに参 加。同年11月に産総研技術移転認定ベンチャーとして潟Aプラ イド・ビジョン・システムズを設立し、代表取締役に就任。 情報処理学会、電子情報通信学会、ロボット学会各会員。 |
【講師のお言葉】 企業から、3次元画像認識について教えを請いに電総研(現
産総研)の門を叩いてから20年以上が経 過した。やっとという感はあるが、現在これらの技術が事業として広く普及するフェーズに入ってきている。 特に今年以降はこの分野での多くのブレークスルーがあると考えられている。 この理由は、ステレオ画像の処理装置の高速化や低価格化に加えて、物体の認識や発見といった高度な 処理アルゴリズムが確立してきたことによっており、我々産総研のグループも少なからずこの分野でも貢献 できてきたと自負している。 市場規模の面で最も期待されているのは産業分野、特に機械・電機を中心とした生産分野である。しかし 過去10年間は、無人化や自動化が困難な少量多品種化を目的としたセル生産への要求が大きく、画像 処理装置やロボットの導入には消極的であった。 近年になって生産性をより向上させるために、従来の2次元画像処理にかわる3次元画像認識が不可欠で あることが広く認知されるようになってきている。加えて民生分野においてもセキュリティやアミューズメント を中心にステレオカメラへの関心は高い。 この中で当社は産業用および民生用の双方の市場に対して、商品を通じて提案をしているが、実際の事 例に沿って、各自の応用を考えてもらいたい。 |
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1.3次元画像処理機器の市場 ステレオ法を含め多くの3次元情報を取得することを目的と した機器のうち、国内で入手可能な機器について概観する。 2.3次元画像処理の応用と問題点 これまで産業界、民生用途を含めて3次元画像処理が普及 してこなかった問題点と解決方法について検討する。 (1) 3次元計測に偏った現状 (2) 市場ニーズとの乖離−「認識」とは? (3) 頑健性の欠如 3.ステレオ画像処理の技術概要 ステレオ法を使った画像処理や認識についての基本技術 について説明する。 (1) ステレオカメラキャリブレーション (2) ステレオ対応のための各方法 (3) 線ベースの認識 (4) 面ベースの認識 4.3次元画像認識の実際の応用例 産総研および当社で開発した応用例についてビデオおよび デモを交えて詳説する。 (1) 相関法−透明・鏡面の認識 (2) 物体認識−産業応用他 (3) AGV、特殊ロボット (4) ステレオカメラハードウェア 5.人・障害物検出エンジン 当社と産総研で昨年開発した3次元空間中で人や障害物を 検出するライブラリについて紹介し、デモを交えて具体的に 解説する。 (1) 道路上での人と対向車の検出 (2) セキュリティへの応用 6.産総研技術移転ベンチャーのビジネスモデル 〈質疑応答〉 |